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フォロワー増やしたいなら、まず"自分の意見"をつくれ

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「価値あるツイート」っていったいなんなんだろう?

 

こんにちは、金子です。twitterを再開してもうすぐ1ヶ月。最初はフォロワーを増やす方法をいろいろ調べていた。無料noteも6本ほど読んだしね。でも、どれも結局は言っていることあまり変わらない。

ぎゅーっと凝縮してしまえば、「読者に価値を感じてもらえるツイートをしようぜ」ということ。価値あるツイートをする。これがフォロワーを増やすうえで大事なことなんだと。それは納得。

で、フォロワー1万以上の伸びてるツイッタラーのツイートはどうなのかといろいろウォッチしていくと、むむむ??となってしまった。

というのも、ばりばり濃いツイートをしている人もいれば、いたって普通の内容をツイートしている人もいて、「価値あるツイート」っていったいなんなんだろう?と。

そこで、今日のnoteでは、価値あるツイートとはどんなツイートなのかというテーマを深ぼっていこうと思う。

最初に僕の結論を言ってしまうと、、

つまり、『自分の意見』を含んだツイートが、価値あるツイートだということ。

なんだそんな単純なこと?当たり前の話じゃないか。

そう思うひともきっと多いはず。でも、実際、どれくらいの人が『自分の意見』を表明しているのだろうか。僕はおおいに懐疑的な立場。

フィードに滝のように流れるツイートをブラウズしてて、目に留まるツイートはいったいどれくらいあるだろう。

少なくとも僕はがつっと心にフックするようなツイートをほとんど目にすることがないと感じている。

どのツイートもその人の顔が見えない、腹(本音)も見えないものばかり。もちろんこれはあくまでも僕の感じ方ではあるのだが。

RTの企画とかも0からフォロワー増やすのには有効なやり方であることは間違いない。否定するつもりもない。

"ツイートの質?そんなことは1万人フォロワーになってから考えればいいじゃないか。フォロワー1万人というブランドがあればあとはどうにだってなるでしょ。だからスキルも実績もない0スターターはひたすら1万を目指せばいい。"

そういう考え方や戦略だって一理ある。意味がないとはつゆとも思わない。

ただ、企画や相互フォローだけで集まったフォロワー数ってどれだけ意味のあるものなのだろうか。集まったフォロワーさんたちに、あなたは何を与え、なにをもらうのだろうか。

僕の知り合いは、twitterをはじめてそろそろ1ヶ月になるが、相互フォローや企画などはいっさいしていない。ひたすら自分の「思い」をツイートしている。フォロワーも増えたり減ったりを繰り返しているので劇的に増えてはいない。

ただ、「いいね」や「RT」の数は日を追うごとに確実に増えているのだ。

フォロワー数は1ヶ月弱で270名ほどだが、このフォロワーは企画にのっかって増えたフォロワーではなく、純粋に彼の渾身のツイートに心が動いた人たちなのだ。

「フォローバックしてくれる人だからフォローしよう」「企画やってるからフォロー・RTしよう」という低音のフォロワーが1000人いるのと、「あなたのツイートに共感しました」「あなたのツイートすごく勉強になります!」そう思ってくれるフォロワーが100人いるのと、ビジネス的にどちらが有利なのかは誰でもわかることだと思うのだが。

では、どんなツイートが価値があるのだろうか。僕は情報の価値には3つのレベルがあると考えている。 

では、それぞれのレベルについて解説していくことにしよう。

 

 レベル1:「収集型」

人が発信している内容をそのまま真似してツイートするのをよく「受け売り」と言ったりする。情報発信に慣れるまでは受け売りでもOK。でも、ずっと受け売りを続けていても、いくら毎日30ツイートしたところでいっこうにエンゲージメント(心の接着レベル)は高くならない。つまり、ファンは増えない。

スキルもないし、自分の意見もない。そんな方でも情報に価値を簡単に付加する方法がある。それがネット上の情報をたくさん収集して、そのなかでもとっておきの情報を発信するという方法だ。

例えば、今であればちょうどコロナウィルスのニュースで持ちきりとなっているが、僕たちがテレビの情報だけでは知り得ないような貴重な情報を誰かがブログ記事にしているのを見つけたとか、マスコミが流していない裏情報をYouTubeで解説している動画にたどりついたというとき、こんな情報があったよという発信をするといった具合だ。

それだけで価値があるの?と思うかもしれない。答えはYES!現代人は本当に忙しい。いっぽう情報は膨大にある。とてもじゃないが、重要な情報を自分だけで拾えきれない。発掘しにくい情報というのは、それだけで重宝され、そのためシェアする価値はおおいにあるのだ。

これが価値ある情報のレベル1「収集型」。これなら20分、30分リサーチすればできてしまう。

レベル2:「編集型」

次のレベル2が「編集型」。レベル1は「こんな情報見つけました」という段階で、自分の視点やフィルターはまったく加えず、元情報を貼り付けるだけ。

いっぽうで、情報をそのままシェアするのではなく、あなたの手でその情報をざくっと要約してあげると、とたんに価値が高まる。

要約というのは、雑多な情報、情報量の多いコンテンツを、ポイントだけ搾り取って、残りの情報は捨てる作業だ。やってみるとわかるが意外と面倒くさいし、そこそこ時間もかかるし、脳もほどよく疲労する。

人が手間ひまかけないとできない仕事というのは、それだけで重宝される。面倒くさいしお金にならないからやりたがらないからだ。

なので、自分の意見がない、言えないという人はまず、この「要約型」の情報を量産して発信していくといい。

レベル3:「意見型」

そして、価値ある情報の最終段階としては『意見型』になる。つまり、単なる情報だけでなく、そこに自分の意見を付け加えるというものだ。

書くと簡単なことなのだが、これがやってみようとするとなかなか難しい。というのも、忙しい現代人は情報に触れた時、どこからが自分の意見でどこからが人の意見なのか、ごちゃごちゃになってしまっている場合がほとんどだからだ。

大量に入り込んでくる情報に、いちいち集中して「これについてはこう思う」と解釈や結論をアウトプットするなんてことをやっていたら、僕たちの頭はパンクしてしまうだろう。脳はあるレベルを超えてくると思考停止をさせ、忘却させることで自分の仕事を中断せず続けていくという機能がある。

ニュースで有名なコメンテーターが説得力ある意見を述べていれば、その意見をそのまま取り入れた方が効率がよいし、信頼度の高い意見なので信用しても裏切られるリスクも低い。

twitterでフォロワー数の多い人が言っていることを目にすると、自分の意見をさし挟む隙間もなく、速攻でインストール!そして賢くなった気持ちになれる。

そんなことを繰り返しているうちに、現代人は、インフルエンサーたちの意見に思考も脳もジャックされてしまう。それくらい僕たちはものごとを考え、自分の意見をこしらえるという行為をしなくなってしまっている。

その結果、意見力はおもしろいくらいに衰退する。いいツイートをしようとスマホtwitter画面とにらめっこするが、いっこうにいいツイートは思い浮かばない。これはもはや現代社会のマジョリティ現象といってもいいのかもしれない。

 だからこそ、自分の意見を持って発信している人たちはそれだけで際立ってしまうのだ。フォロワーも爆増して当然ということになる。

「意見不在症候群」への処方箋

さて、ここまで読んできたあなたは、"私もぜひ『意見型』の情報を発信していきたい”と思うのではないだろうか。できるのであればすぐにでもやっていただきたい。あなたのツイートに「あなたの意見」が盛り込まれていれば、反応だって変わってくるはず。

しかし、もしあなたがこれまで『自分の意見』を育むという習慣がないのであれば、『意見型』のツイートをすることはきっと難しいと感じるかもしれない。意見というのは思考の産物なので、ひごろ思考していない人に意見などあるはずもない。

では、どうしたらよいのだろう。もし意見不在症候群という病気があったとしたら、ドクターはどんな処方箋を出すだろうか。きっとこういうに違いない。

「焦りなさんな」と。そして、こう続けるのではないか。「まずは『収集型』『要約型』から始めていきましょう。まずは発信するということ自体に体を慣らしていきませんか?」と。

そして、最後にこうアドバイスをするかもしれない。「ネットやテレビで情報に触れたら、思考停止してそのままインストールするのではなく、いったん目の前にその情報を置いてみる。そして、その誰かによって加工された情報を前に、ほんとうにそうなのか?と疑ってみる。自分はどう思う?と自問自答を何回か繰り返す。そうやって自分の意見を、植物に水をくれるようにして育てていくとよいですよ。」と。

まとめ

価値ある情報発信をしていくにはどうすればよいか?まとめるとこうなる。

 

さて、いかがだっただろう。物には順序という言葉があるように、価値あるツイートを発信できるようになるにも順番というものがある。

まずは『収集型』『要約型』を量産していく。それと並行しながら「自分の意見」を少しずつ育てていく。そして、たまにはおもいきって『意見型』の発信もトライしてこう。